カテゴリー: <span>お米づくり</span>

おしらせ

【第5話】〜お米づ…

みなさんこんにちは❗️
父の周りではコロナワクチンを受けたという話をチラホラ聞くようになってきましたが、皆さんの周りも進んでいますでしょうか?
さて、今回は田植えの前段階作業の畦塗り(あぜぬり)と代かき(しろかき)という作業についてお届けします。

畦塗りとは、田んぼを取り囲んでいる土の壁に田んぼの土を塗り付けて、割れ目やモグラが開けた穴を塞ぎ、田んぼの水が漏れるのを防ぐために行います。
今までは畦塗り機を持っていなかったので波板シートを入れてましたが、この作業が腰に負担がかかりとてつもなく大変でした💦
今年は他のお米農家さんの助言とご好意により畦塗り機を貸して頂けることに✨
ご好意に感謝します😭

父が横から指導をしながら夫がチャレンジ!
田んぼのふちに沿ってハンドルをきりながら、土を固めていきます。
真っ直ぐに進んでいるつもりでも、ぬかるみにタイヤが取られてなかなか難しい。
さらにこの作業はほとんどが後ろを見ての運転なので農家1年目の夫には厳しいところです。
なので、大変なところはお米農家歴60年の父にバトンタッチ。
その出来栄えが3枚目の写真です。さすが綺麗!
作業終了後、私の弟にも手伝ってもらいお借りした機械は綺麗に洗車してお返ししました😌

さて、次は代かき(しろかき)作業です。
代かきとは田んぼに水を入れてロータリーで土をトロトロにしていきます
この代かき作業中は雨の中の作業になりました。
代かき作業は田おこし(第2話第3話確認してみてください)の時に比べて、ゆっくりしなければならないため、田んぼ1枚を終わらせるのに約3時間かかります。
私たち兄弟、夫も含めてみんな本職を持っており、休みの日しか作業ができないのでいかに効率よくするか重要です。
いつもの農機具屋さんが、効率的に作業できるようにとトラクターとロータリーをお貸しくださいました。
私たちもトラクターとロータリーを1台持っていますが、もう1台あると2人で一気に作業ができますので、時間が短縮できます。

順調に進んでいると思いきや、田んぼのど真ん中でお借りしたトラクターがエンジン停止❗️
すぐに農機具屋さんを呼び、状況を見てもらいます。
燃料フィルターにゴミが詰まって、エンジンに燃料が供給できていませんでした。
ゴミを取り除いて、再びエンジンを始動しますが、しばらくするとまたもや停止してしまいました💦
どうやら先程同様にエンジンに燃料が送られていないのですが、今度は燃料ポンプが動いていない。
ポンプを交換するも動かず、元々付いてたポンプを取り付けると、カタカタと動き出しました。
どうやら、ハーネスの接触不良の様子。
農機具屋さんの話によると、他の農家さんも新しいトラクターを購入する余裕が無いため、こうやって古いトラクターを不調が起きるたびになんとか整備して使用しているようです。
私たちと同じように、古いトラクターや機械をなんとか使用していても、トラブルの度に作業が止まってしまうそう。
なんとか私たちが販路を作って、こだわりを持つお米農家さんから今の卸値より私たちが高値で買い取り販売することで、新しい農機具(今は自動化などで作業もラク)を購入できるようなシステムを作りたいです!

さて、次は田植え直前に行う「ドライブハロー」と言う作業です。
代かき作業より土をトロトロにしていきます。
本来は2日ほどかけて行う作業ですが、翌日は田植えを予定していました。
今までは父に任せっきりだった代かきなどの作業を私たち素人がやったことと、様々なトラブルがあったことでだいぶ予定より遅れてしまいました💦
そんな気持ちが先走ってしまったのか、コンクリートにお借りしていたトラクターのアタッチメントをぶつけシャフトが曲がってしまいまい1台作業ができなくなってしまいました😨
すぐに農機具屋さんを呼び、回収していただき、なんと別の代車までお借りました。
おかげで2台で作業を続けることができましたが、ドライブハローは代かき同様に丁寧にする作業です。
1日では4枚(松治の田んぼは全部で7枚)の田んぼを行うのが精一杯でした💦
もともとが2日の予定だった為、当然1日では終わりきらなかったので、間に合わなかった部分は翌日、私たち兄弟と夫とで田植えをしながら父がドライブハローをすることになりました。
スケジュールに余裕がないと焦りから今回のような事故が起きてしまうので、来年は学んだ段取りを生かしていきたいと思います。

さて、次回はいよいよ田植えの話題をお届けします!
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おしらせ

【第4話】〜お米づ…

みなさん、こんにちは😄
昼間はかなり暑くなってきていますが、みなさまお元気でしょうか?
今日は4月中頃に実施した種まきについてです❗️

以前は我が家にも種まきの機械があり、家族で種まき作業を行っていましたが、機械が壊れてからは親戚の農機具屋さんに種まきから発芽までをお願いしています。
発芽してからは十代目松治の小さなビニールハウスで田植えできる長さまで苗を育てます🌱

十代目松治の田んぼは全体で約3ヘクタール、580x280mmの育苗箱およそ500枚を作ります。
育苗箱とは、苗を育てるときに使用する浅いプラスチック製の箱です。
種まきの作業自体はかなりシンプルな流れ作業。
育苗箱を機械に載せ、土入れから種まきまでコンベアで自動的に流れていきます。
そして流れてきた育苗箱をお米の発芽を促す機械へと入れていきます。

発芽を促す機械の電源を入れて、だいたい2日〜3日で発芽します。
3日後、発芽状況を確認。
2重に囲まれたカバーを取り外すと
「お〜発芽している〜🌱✨」
しっかりと可愛らしい芽がでてきてました。

さて、発芽した育苗箱をビニールハウスへ移動させます❗️
軽トラに平積みにして、何回かに分けて運搬します。

十代目松治の苗の育て方は、父のこだわりでもある「プール育苗」という方法を取ってます。
プール育苗とは名前の通りビニールでプールを作り、そこに苗箱を並べて湛水状態(水を張ってため続けること)で育苗する方式です。
例年は、ハウスの下半分は開放し、風を通してビニールハウス内の温度が上がりすぎないようにして、苗が育ち過ぎないようにしていました。
しかし、今年は種まきの時期が少し遅れしまったため、田植えまでに苗が十分育つか心配があったため、父の長年の勘で最終的にビニールハウスの下半分も塞ぐことにしました。


また、我が家の苗を育てるビニールハウスの場所はもともと池だったそうで、地面も水平ではありません。
プール育苗は均等に水を張る必要がありますが、地面が水平ではないため、水を入れた時に深いところと、浅いところができてしまいます。
それを回避するために、深い部分に木を入れて育苗箱が水に浸かる高さを均一になるように調整しています。
この高さ調整が最も大切で水が多いと苗が細く長くなってしまいます。
また水が少なすぎると苗がうまく成長せず、枯れてしまったりします。

丈夫な苗にしっかり育ってくれますように😌✨

後日談ですが、実際に今年も他の農家さんが苗の育ちが悪かったみたいで苗不足になったので、私たちが作ったコシヒカリの苗をおすそ分けしました。
私たちも多めに作っているとは言え田植えが終わるまで苗が余るかどうか分かりませんでしたが、幸運にも苗の成長も全て順調にいき、コシヒカリは育苗箱で50枚余りましたので、自分たちのもの使ってくださいということで使って頂きました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回は田植えまでに実施する畦塗り(あぜぬり)作業〜代かき、ドライブハローの作業についてお伝えします。


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おしらせ

【第3話】〜お米づ…

皆さん、こんにちは❗️
例年より早めの梅雨入りに、苗の生育状況に影響が出てしまわないか心配している十代目松治です。
水の管理もシビアになる今日この頃ですが、今回は田植えの前準備段階、4月上旬のお話です。

前回の初めての田おこし作業から1ヶ月ほど経つと雑草も生えてきます。
そろそろ2度目の田おこしをしなければと思いながらも、他にも仕事が山積みで猫の手も借りたい時期でした。
しかし自然は待ってくれないので、なんとか1日で終わらせるため日の出と共に作業することに。
朝の静かな家、ほんのり朝焼けしてる田んぼ、よい気分でスタートです‼️
1ヶ月前に耕した田んぼは見事一面緑になっていました。良い土は雑草も育ちが早いです。

早速トラクターにエンジンを掛けますが、30年前から使い続けているこのトラクター、
エンジンが掛かるまで30秒弱かかります。
いつまで動いてくれるか不安です。
古いトラクター使ってる周囲の農家さんも多く、機械が壊れたタイミングで離農する方も多いです。
この気がかりはまた別の機会にお話しできたらと思っています。

さて、今回の田おこし作業も前回と同じアタッチメントです!
(実は前回(第2話)よりお借りしたままです💦)
3日前に雨が降っていたのですが、想定していたより乾いていたのでスムーズに進めていきます。
前回より順調にこなしていたところで、問題の少し低くなってる田んぼに差し掛かります。
ここはやはりぬかるみになってます。他のところより慎重に…。
はまったり、這い上がったりと右往左往しているうちに気が付けば17時。
日が出ている時間までに終わらせることができました!
️前回よりこなれてきたな、と達成感に浸りながら片付けます。
早朝から休みなく作業してたのでお腹ぺこぺこでした。

何かを始めるとき、多くのことをやりくりするとき、とんでもなくエネルギーがいります。
しかし、農業の形を変えなあかんと思うと、これぐらいのエネルギーは必要なのでしょう。
1人では到底回らないかもしれませんが、今の私たちには助けてくれる友だちもいる。
協力してくれる方もいる。応援してくれる方もいる。
機械がない、販路もない。
そんな課題に直面していますが、やるしかありません!
「できる、できないではなくて、やるかやらないか」の2択だと考えています!


こんな私たちを応援して頂ける人を大募集してます!!
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おしらせ

【第2話】〜お米づ…

皆さん、こんにちは!
十代目松治の田植えは無事GWに終わりましたが、今回はその前に2ヵ月ほどの前のお話をさせて頂こうと思います。
がんばって現在の状況をお伝えできるようにここから急いでアップしていきます!

さて、「米づくりとは土づくりが大事」と父は言います。
冬の時期はお米農家は何もしてないとお思いの方もいらっしゃるのでは?

実はやってるんです!!😲

2月のまだ寒い時期から田植えの準備は始まります。
土を掻き回して、土に酸素を入れておく。
そして、雑草が生えてきたらまた耕す、この繰り返しを田植えまでするのです😁

今年の米づくりから、私の夫もトラクターに乗車しました!
初めてのトラクターに戸惑いながらもなんとか父から操作方法を学びます。
父は感覚でやってるから説明が抽象的で大変そう💦
記録用に動画撮影も回して、スタートです!

順調に進んでいたのも束の間、さっそくトラブル発生!!😨
ん?ん??ん????ロータリーがうまく回らなかったり回ったり。
そして、ロータリーが完全に回らなくなりました💦
急遽親戚の農機具屋さんを呼び、見てもらうことに。
待つこと10分程度で駆けつけてくれました!
原因はエンジンオイルの汚れ!?古いエンジンなのでメンテナンスももっとしないといけないのかなぁ。
田んぼではどうしようもないので、後日トラックで持って帰って再整備してもらうことになりました💦

早速のトラブルに見舞われ肩を落としながらカメラを片付けようと三脚の元に行くと、
ぎゃー!三脚に、、、三脚に鳥のフンが!!!
田んぼを耕すと出てくるミミズなどを狙う鳥がいっぱいるなぁと呑気に思っていたら。。
夫ショック・・・😰一生懸命拭いてました笑
その後の動画撮影はやむなく断念。
みなさんに情報をお届けするためにも対策を考えないと💦
良いアイデアがあれば教えてください〜笑

さて、修理している間ロータリーが動かないので農機具屋さんに代替品のアタッチメントを借りて作業再開!
写真はレンタルさせて頂いたものになります🙏
農業は本当に助け合い!感謝です!🙏
私たちが持っているローターリーと違って今回はただ後ろのアタッチメントが自重によって下がって掘り返すだけ。
今度は順調に稼働!ロータリーと違ってスピードアップもできるので作業効率もU P!
次々と耕していきますが、ん?今度は進まなくなってきた⁉️
なぜ??
ちらっと後ろを見るとかなりのぬかるみが。負荷が上がって進まなくなっていました。
そのため今度は後ろを見ながらアタッチメントのレバーを右手で操作し、前を見ながら左手でハンドルを操作することに。
これは忙しすぎる💦
ずっと後ろを見て進んでるので、真っ直ぐ走れなくなりグニャグニャになってしまいました。
とは言え、何とかやり切りました!
作業が終わった後に写真を撮るとそれなりに綺麗にできていて満足です😁


後日分かったのですが、田んぼによっては目では分からないけど高低差があり、低いところは乾きにくいためぬかるんでいたようです。
ただ、父曰く、難しい田んぼではないとのこと。
難しい田んぼは手放しているみたいですが、これは大変💦
アタッチメントを借りれた私たちでさえ2日かかる作業。
ロータリーでは作業時間は3~4倍かかります。
平日は別の仕事に行っている兼業農家にとっては土日どちらも潰れてしまいます。
小規模農家、兼業農家がこだわりを持って作っても、売り上げと経費がトントンでは続けていけません。
対して大規模農家は、こだわりより時間をかけず大量に作るようになっていきます。

私たちは、こだわって作っている小規模農家でも利益を上げれるような仕組みを作りたい。
そして、ちゃんとした機械を購入できるようにしたいと思っています。

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おしらせ

【第1話】はじめま…

さてさて、皆様初めまして‼️
私たちは1750年から続くお米農家で、私たちの父が十代目に当たり、私たちの兄弟の代で11代目に当たります。
270年続くお米農家ですが、今存続の危機に立たされてます。
その理由としては3つあります❗️

①卸売の買取価格が経費と同等

1反(300坪)当たりのお米の収穫量は約8俵前後😵😵
※1俵は60キロ
卸売価格は1俵当たり12,000円程度😭
1反当たりの年間売上は96,000円💦
日本平均年収はおおよそ450万です。
同等の金額を売り上げるには約50反弱の田んぼが必要💦
しかし、そこから経費や人件費も掛かりますので、お米農家として食べていくには200反程度ないと出来ません。💦

私たちの田んぼは35反ほどなので経費と売上がトントン。
人件費、機械投資も出来ない面積しかありません💦

補助金でなんとか機械投資を!と考えても・・・
その面積では補助金を出さないと言われました😭😭

②十代目松治郎のけが

十代目松治郎が農作業中に足をけが。。🤕
完治したものの足に不安があり、重たい物を運ぶときの踏ん張りができません💦
稼働する機械はなんとトラクターとコンバインがギリギリ動いている状況です。💦
トラクターはなんと40年前の物。。
コンバインもどれだけ古いのか。。

いつ壊れてもおかしくない状況💦
いままでは足りない機械は親戚の方にも助けてもらっていたみたいです。

③スマート農業への対応の難しさ

農業の世界にもかなりITが進んできてます😄😄
しかし、対応するにはお金が必要です。
また、お米農家はどの業界に比べても年齢が高いため、扱うことが難しい😓
補助金でドローン等購入出来ても、結局は扱う事ができず、倉庫に眠ってます😵😵

もしくは利益が出ないため、IT化にできない方。
その結果、昔の機械や自分たちでやるため、農業はどの業界に比べても死亡事故が多い😭
私たちの知り合いも田んぼで亡くなった方が1人ではなく複数人います。
父はケガでしたが、一歩間違えたら。。


これらの問題を踏まえて、私たち兄弟の代でどうするべきか話し合いました。

結論としては、
「お父さんが元気の間にお米づくりについて私たち兄弟で学び、270年続くお米づくりを継承しよう!」です。
やれるとこまでやってみて、ダメならまたその時に話し合って決めようとなりました。
私たちは機械も販路もお金もありません。
唯一あるのが化学肥料不使用、農薬80%減のこだわったお米(縁起の竜王米)です。

しかし、機械は親戚や周りの方々に助けてもらえることに🤝🤝
そして、販路についてはマルシェ、知り合いの方の紹介が主なところです。
今、このコロナ禍でなかなかイベントが無いため、販路拡大がかなり難しい状況で、色んな方法を試行錯誤していきます❗️
今後はこのホームページで私たちの奮闘記録をどんどんアップします。
(もうすでにお米づくりは始まっているので、合間をみてどんどんアップしていきます。)

また、こういう活動していますなどもアップする予定です❗️

こんな私たちを応援して頂ける人を大募集してます!!
次回は米作りの準備編をお届けします!
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