【第4話】〜お米づくり育苗編〜種まきから「プール育苗」

みなさん、こんにちは😄
昼間はかなり暑くなってきていますが、みなさまお元気でしょうか?
今日は4月中頃に実施した種まきについてです❗️

以前は我が家にも種まきの機械があり、家族で種まき作業を行っていましたが、機械が壊れてからは親戚の農機具屋さんに種まきから発芽までをお願いしています。
発芽してからは十代目松治の小さなビニールハウスで田植えできる長さまで苗を育てます🌱

十代目松治の田んぼは全体で約3ヘクタール、580x280mmの育苗箱およそ500枚を作ります。
育苗箱とは、苗を育てるときに使用する浅いプラスチック製の箱です。
種まきの作業自体はかなりシンプルな流れ作業。
育苗箱を機械に載せ、土入れから種まきまでコンベアで自動的に流れていきます。
そして流れてきた育苗箱をお米の発芽を促す機械へと入れていきます。

発芽を促す機械の電源を入れて、だいたい2日〜3日で発芽します。
3日後、発芽状況を確認。
2重に囲まれたカバーを取り外すと
「お〜発芽している〜🌱✨」
しっかりと可愛らしい芽がでてきてました。

さて、発芽した育苗箱をビニールハウスへ移動させます❗️
軽トラに平積みにして、何回かに分けて運搬します。

十代目松治の苗の育て方は、父のこだわりでもある「プール育苗」という方法を取ってます。
プール育苗とは名前の通りビニールでプールを作り、そこに苗箱を並べて湛水状態(水を張ってため続けること)で育苗する方式です。
例年は、ハウスの下半分は開放し、風を通してビニールハウス内の温度が上がりすぎないようにして、苗が育ち過ぎないようにしていました。
しかし、今年は種まきの時期が少し遅れしまったため、田植えまでに苗が十分育つか心配があったため、父の長年の勘で最終的にビニールハウスの下半分も塞ぐことにしました。


また、我が家の苗を育てるビニールハウスの場所はもともと池だったそうで、地面も水平ではありません。
プール育苗は均等に水を張る必要がありますが、地面が水平ではないため、水を入れた時に深いところと、浅いところができてしまいます。
それを回避するために、深い部分に木を入れて育苗箱が水に浸かる高さを均一になるように調整しています。
この高さ調整が最も大切で水が多いと苗が細く長くなってしまいます。
また水が少なすぎると苗がうまく成長せず、枯れてしまったりします。

丈夫な苗にしっかり育ってくれますように😌✨

後日談ですが、実際に今年も他の農家さんが苗の育ちが悪かったみたいで苗不足になったので、私たちが作ったコシヒカリの苗をおすそ分けしました。
私たちも多めに作っているとは言え田植えが終わるまで苗が余るかどうか分かりませんでしたが、幸運にも苗の成長も全て順調にいき、コシヒカリは育苗箱で50枚余りましたので、自分たちのもの使ってくださいということで使って頂きました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回は田植えまでに実施する畦塗り(あぜぬり)作業〜代かき、ドライブハローの作業についてお伝えします。


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私たちの想い。苗村神社様のご利益をお米(縁起の竜王米)を通してあなたに届きますように🍀