みなさん、こんにちは!十代目松治です。
今回は私たちの安心へのこだわりについてお話ししたいと思います。
まずは、現在の一般的なお米農家がどの程度の農薬や化学肥料を使っているかを書かせて頂きます。
主に、みなさんがスーパーで見るお米のほとんどが慣行栽培と言われる通常の制限の下に作られたお米です。
このブログではわかりやすいように、慣行栽培のことを通常栽培米と書かせて頂きます。
★みなさんは、お米にどのくらいの農薬が使われているかご存知でしょうか?
全国で統一の制限があると思ってはいませんか?
私も実は統一の制限があると思っていました。。
しかし、各都道府県で農薬の成分数や化学肥料の量が全然違うんです!
あなたの住む都道府県やよく買うお米の産地はどのくらいの農薬を使っているのか、下記リンク先からチェックしてみてください。
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/tokusai.pdf
いかがでしたか?
ここで、少し抜粋させていただきます。
京都府は化学合成農薬は18成分、化学肥料は8〜15kg以下になります。
大阪府は化学合成農薬は14成分、化学肥料はチッソ9kg、リン酸6kg以下になります。
兵庫県は化学合成農薬は20成分、化学肥料は8.5kg以下になります。
米所の新潟県は化学合成農薬は17~18成分、化学肥料は6~10kg以下になります。
※化学肥料の制限は約300坪当たり
さて、私たち十代目松治がお米を作っているのは、琵琶湖を有する滋賀県です。
琵琶湖の水は京阪神地域の「生活(命)の水」として多くの方が必要としている水です。
そんな大切な琵琶湖の水を汚さないために、滋賀県には全国でも厳しい制限があります。
滋賀県の慣行栽培(通常栽培)の内容は下記になります。
①化学合成農薬は14成分以下
②化学肥料は8kg以下
基本的にスーパーに並んでいるお米は通常栽培で作られたお米です。
みなさんはどのように感じましたか?
たくさん使われているなぁと感じましたか?それともそれだけしか使ってなかったのかと感じましたか?
私が上記のことを知ったときは、まず全国で統一された制限がなかったことに驚きました。
そして、数字にされると結構な量を使用しているんだなぁと感じました。
私たちの毎日食べているご飯だからこそ、よく知って選択する必要があるかと思います。
★そもそも農薬や化学肥料を使用することによって何が良いのか?
農薬や化学肥料を使用する最大のメリットは、お米農家の農作業にかかる手間が段違いに減り、農作業にかかる時間がグンと減ります。
雑草は生えなくなるようにすると除草剤を撒くと、雑草の管理や草刈りをする時間が無くなります。
虫がつかないように防虫剤等を撒くと、虫がお米を食べたり、食べられたお米を選別して省く手間が無くなります。
さらに、虫にお米を食べられない分、お米の収穫量も安定します。
化学肥料を使うことにより、素早くお米の苗や稲に無駄なく、栄養が届くので成長を促して、収穫量アップに繋がります。
その為、農作業者の高齢化、人手不足の対策としてはかなり有効で、かつ安定した農作物を作ることが出来ます。
農作業する時間がグンと減るということは、耕作できる田んぼの面積を増やすことができます。
その反面、デメリットもあります。
それは、お米に栄養が吸収されるので、土に含まれる微生物が死滅していきます。
その結果、土壌環境が悪化していき、病原体や病害虫が発生しやすくなったりします。
さらに、化学肥料や農薬により、水を汚したり環境に負担をかけて、環境破壊に繋がります。
これは現在のSDGsの流れに逆行しています。
さらに、虫がつかないということは虫が食べれないお米ということになります。
また、農薬が人へ影響を伝えている動画もありますので、気になる方はこちらもご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=WGE6fb-4vAA&t=46s
農薬や化学肥料を使いたくない農家は多いと思いますが、
お米農家の抱える現状として、農家の高齢化が進んでおり農業を引き受ける若い専業農家に田んぼが集まっています。
農薬や化学肥料を使いたくないと思っている人も、耕作面積が増えすぎてしまい手をかけられず、農薬や化学肥料を使わざるを得ない状況も見受けられます。
これがお米農家の現状です。
次回は環境こだわり米とは何か?特別栽培米とは何か、について書きたいと思いますので、また見に来てください。
LINE公式アカウントではイベント情報やお得な情報発信しております。
下のLINE友達追加ボタンからぜひお友達登録お願いします!
また、コラボしたいと思ってくださった方はメッセージいただけると嬉しいです😊
私たちの思い。苗村神社様のご利益をお米(縁起の竜王米)を通してあなたに届きますように。